【8月29日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は28日、アフガニスタンの首都カブールの空港で「今後24~36時間に」再び自爆攻撃が起きる「可能性が非常に高い」とする報告を受けたことを明らかにした。米ホワイトハウス(White House)が声明を発表した。

 バイデン氏は、「地上では極めて危険な状況が続いており、空港に対するテロ攻撃の脅威は依然として大きい。米軍幹部からは、今後24~36時間のうちに(新たな)攻撃が発生する可能性が高いと報告を受けた」と述べた。

 また、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」のアフガニスタン分派「イスラム国ホラサン州(IS-Khorasan)」を標的に行った米軍無人機による攻撃については、「最後ではない」と述べ、今後も攻撃を継続する意向を明らかにした。ISホラサン州は、カブールの空港で26日に発生した自爆攻撃で犯行声明を出している。

 米国防総省は28日、自爆攻撃への報復として、アフガニスタン東部で無人機による爆撃を実施し、攻撃の作戦立案者2人を殺害したほか、1人を負傷させたことを明らかにしている。

 バイデン氏は「この凶悪な攻撃に関与したすべての者を追い詰め、代償を払わせる」と述べ、「米国やわれわれの兵士に危害を加えようとする者に対しては、必ず対処する。必ずだ」と強調した。(c)AFP