【8月29日 AFP】21F1第12戦ベルギーGP(Belgium Grand Prix 2021)は28日、予選が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)がポールポジションを獲得した。ウィリアムズ(Williams)のジョージ・ラッセル(George Russell)が2番手と奮闘した。

 ラッセルはウィリアムズに同GPで2001年以来のポールポジションをもたらす寸前だったが、最終アタックで最速タイムを出したフェルスタッペンにわずかにかわされた。

 それでも、バルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)と来季メルセデスAMG(Mercedes AMG)の二つ目のシートを争うとされるラッセルは、メルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を上回ったことに満足し、「もちろん、とてもうかれている」とコメントした。

「あしたが何より重要だが、きょうは最高だった。みんなのためにもうれしい。天気がきょうと同じで、タイトルが手の届くところにあるなら、みんなで取りにいく」

 雨の降るコンディションとなった予選では、Q3でマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が激しくクラッシュし、40分にわたって赤旗中断となった。幸いにも大きなけがはなかったノリスだが、自身初ポールの夢はオー・ルージュ(Eau Rouge)のコーナーで砕け散った。

 グランプリ100勝目を狙うハミルトンが3番手、マクラーレンのダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が4番手に入った。

 年間順位でフェルスタッペンに8ポイント差をつけて首位に立つハミルトンは「全員にとって非常に難しい一日だった」と話し、「とにかく前向きさを保ち、落ち着いて集中することを心がけた。マックスは最高の仕事をした。ジョージもだ。すごかった」と続けた。(c)AFP