【8月28日 AFP】英ロンドンの金融街シティー(City)で27日、気候変動の危機を訴える団体「絶滅への反逆(Extinction Rebellion)」が抗議デモを行い、化石燃料産業向け融資の反対を訴えた。

 メンバー数百人はドラムの音に合わせて行進し、AFPの記者らによると、「化石燃料に未来なし」や「気候カオスへの融資に終わりを」と書かれたプラカードを掲げる参加者もいた。

 また、スタンダードチャータード(Standard Chartered)銀行のオフィスに向けて赤いペンキを投げ付け、中央銀行であるイングランド銀行(Bank of England)の外でも抗議活動を行った。

 英ロンドン警視庁(Metropolitan Police Service)によれば、複数の容疑で16人が逮捕された。

 絶滅への反逆は、2週間にわたって行われる予定の抗議活動を23日から開始。気候変動に対して至急行動を起こすよう、各国政府に呼び掛けるとしている。(c)AFP