【8月28日 AFP】米国は27日、アフガニスタンの首都カブールにある空港の周囲のゲートから「直ちに」避難するよう自国民に呼び掛けた。カブール(ハミド・カルザイ、Hamid Karzai)国際空港では26日に自爆攻撃が起き、米兵13人を含む大勢が死亡したばかり。

 米国防総省はこの発表の前に、米国人とアフガン人協力者を退避させる作戦は、依然として「具体的かつ信ぴょう性の高い脅威」に直面していると発表していた。

 在アフガニスタン米大使館は警告危険情報を出し、「(カブール空港の)アビーゲート(Abbey Gate)、イーストゲート(East Gate)、ノースゲート(North Gate)、新内務省ゲート(New Ministry of Interior Gate)にいる米国民は直ちに避難してください」と呼び掛けた。「カブール空港には安全保障上の脅威があるため、同空港とそのゲートに近づかないよう引き続き米国民に勧告します」

 安全保障上の脅威の詳細は明らかにされていないが、警告危険情報は、26日の攻撃を受けて出されたもの。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出しているこの攻撃は米軍を標的としたものだが、イスラム主義組織タリバン(Taliban)の支配から逃れようと空港に集まっていた人にも多数の犠牲者が出た。(c)AFP