【8月28日 AFP】米情報機関が実施した新型コロナウイルスの起源調査の結果をまとめた報告書の概要が27日、発表された。各機関は、新型ウイルスは生物兵器として開発されたものではないという結論で「おおむね」一致。ウイルスが遺伝子操作の産物だったとの説についても、米機関の大半が「信頼性は低い」と評価した。

 ただ、新型ウイルスの起源については、各機関で見解が相違。4機関と国家情報会議(NIC)が動物との接触による自然発生の可能性が高いとした一方で、1機関は研究所流出説を支持。3機関は結論が出せなかった。

 米国は、中国当局が新型ウイルスの存在について流行開始以前に把握していたとは考えていない。(c)AFP