【8月27日 CGTN Japanese】平均年齢8歳の中国のアイドルグループが24日、解散しました。このアイドルグループは7人の子どもで構成され、グループ名は「天府少年団」です。四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)でデビューを発表してわずか4日で解散されました。メンバーの最年少は7歳、最年長は11歳で、年齢の問題で話題となっています。

 これについて、四川省成都市教育局の関係者は、「メンバーが中途退学したかどうかというネットユーザーの質問に対してさまざまなルートを通じて確認している」としています。今年6月1日、新しく改正された「未成年者保護法」が正式に施行され、未成年者保護に関してさらに厳しい法的基準となっています。このアイドルグループの所属事務所は政府部門の調査を受けているということです。

 アイドル育成の低年齢化について、専門家は「幼い頃からデビューするのは文化工業システムが成熟していないことによるものだ」と分析しています。2012年、女性アイドルグループSNH48が中国でデビューし、応募年齢は13~22歳でした。近年、アイドル育成の低年齢化のすう勢はますます顕著になっています。

「天府少年団」が解散した後も、インターネット上では依然話題となっており、あるネットユーザーは「アイドルグループになってデビューするより、8歳の子どもは教室で学習し、グラウンドで遊び、成長の中で子ども時代の意義を探求すべきであり、これこそ彼らが歩むべき道だ」とコメントしています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News