【8月27日 AFP】陸上、ダイヤモンドリーグ(Diamond League 2021)の今季第11戦ローザンヌ大会(Athletissima)が26日に行われ、女子100メートルでは34歳のシェリー・アン・フレイザー・プライス(Shelly-Ann Fraser-Pryce、ジャマイカ)が歴代3位10秒60のタイムで優勝を果たし、同胞のエレーン・トンプソンヘラ(Elaine Thompson-Herah)に敗れた東京五輪での雪辱を果たした。

 一方、東京五輪では100メートルに加え200メートル、4×100メートルリレーの3種目で金メダルを獲得し、5日前に行われた第9戦ユージーン大会(Prefontaine Classic)で歴代2位の10秒54を記録していたトンプソンヘラは、同8位のタイムとなる10秒64で2位に終わった。

 3位にはシェリカ・ジャクソン(Shericka Jackson)が入り、ジャマイカ勢が表彰台を独占する結果となった。

 2008年の北京五輪と2012年のロンドン五輪でこの種目を制したフレイザー・プライスの記録は、追い風1.7メートルという好条件にも助けられた。

 1988年に故フローレンス・グリフィス・ジョイナー(Florence Griffith-Joyner)氏(米国)が樹立した10秒49という世界記録の更新まであと一歩と迫っているフレイザー・プライスとトンプソンヘラは、28日に行われる第12戦パリ大会(Meeting de Paris)での偉業達成を目指す。(c)AFP