【8月27日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するアルピーヌ(Alpine F1)は26日、フェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)がエステバン・オコン(Esteban Ocon)のチームメートとして2022年シーズンもチームに残留することを明らかにした。

 ルノー(Renault)時代の2005年と2006年にF1で年間優勝を果たしているアロンソは、先日の第11戦ハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2021)でメルセデスAMG(Mercedes AMG)の現世界王者ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)の猛追を一時抑え込む熟練のレースを展開し、オコンのGP初優勝を手助けした。

 6月にオコンと3年契約を交わしていたアルピーヌは、レースでのこうした連携を背景にアロンソと2年目の契約を結び、「フェルナンドの卓越したチームワーク、比類なき経験値、そして熟練の走りは、アルピーヌF1チームが今後進化していく上で強固な土台になるだろう」とのコメント文を発表した。

 来季から適用される新レギュレーションへの移行に向けて、アルピーヌは40歳のベテランドライバーであるアロンソの専門知識を頼りにしており、チーム名をルノーから変更して新しいカラーリングで初優勝を成し遂げたことについて、同選手の「中心的」な役割を強調した。

 先日のハンガリーGPで2015年以降では自己ベストの成績となる4位に入ったアロンソは、「このチームに戻ってきた瞬間に、自分の家にいるような気持ちになったし、ここまでずっと両手を広げて歓迎されている」と話し、「今年の残りのシーズンと、2022年もエステバンと一緒にアルピーヌでレースをすることを楽しみにしている」と語った。(c)AFP