【8月27日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)のグループステージ組み合わせ抽選会が26日、トルコ・イスタンブールで行われ、優勝候補筆頭のマンチェスター・シティ(Manchester City)とパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)の2クラブが同組となった。

 ポルトガル・ポルト(Porto)で行われた昨シーズンの決勝でチェルシー(Chelsea)に敗れたシティは、準決勝でPSGに勝利していた。

 一方、カタール資本のPSGはその悔しさを埋めるべくリオネル・メッシ(Lionel Messi)の獲得に成功。両クラブが同組に入ったことで、メッシとクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)のライバル同士の対戦が実現することになるかもしれない。

 ユベントス(Juventus)に所属するロナウドは、欧州の移籍市場が閉じる31日までに、アラブ首長国連邦(UAE)の投資グループを後ろ盾とするシティに移籍するのではないかと強くうわさされている。

 両クラブが入ったグループAには、RBライプツィヒ(RB Leipzig)とクラブ・ブルージュ(Club Brugge)も同居している。

 前季王者チェルシーは、ユベントスやFCゼニト(FC Zenit)、マルメFF(Malmo FF)と同じグループHに入った。

 スウェーデン王者マルメは、予選3回戦でスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)監督が率いるグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)を下した。また、来年5月28日に予定されている今シーズンの決勝はゼニトの本拠地で行われる。

 また、FCバルセロナ(FC Barcelona)はバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)、ベンフィカ(Benfica)、ディナモ・キエフ(Dynamo Kiev)と同じグループEに入った。

 バルセロナは一昨シーズン、ベンフィカの本拠地エスタディオ・ダ・ルス(Estadio da Luz)で行われた準々決勝でバイエルンに2-8と大敗しており、両チームが激突するのはそれ以来となる。

 リバプール(Liverpool FC)はスペイン王者アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)と同グループになり、2018-19シーズンの決勝で6度目の欧州制覇を果たしたワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)で再び試合を行うことになった。

 両クラブが同居するグループBには、ACミラン(AC Milan)とFCポルト(FC Porto)も入った。同大会で通算7度の優勝を誇り、昨シーズンのセリエAを2位で終えたミランは、2013-14シーズン以来8シーズンぶりの出場となる。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、クラブの公式サイトで「明らかに厳しいグループに入ったから、正直に言うとかなり大声で笑ってしまった」と語っている。

 各試合の日程は追って発表されるが、グループステージ第1節は9月14日と15日に、最終節は12月7日と8日に行われる。

 グループステージの組み合わせは以下の通り。

■グループA:マンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマン、RBライプツィヒ、クラブ・ブルージュ

■グループB:アトレティコ・マドリード、リバプール、FCポルト、ACミラン

■グループC:スポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)、アヤックス(Ajax)、ベシクタシュ(Besiktas

■グループD:インテル(Inter Milan)、レアル・マドリード(Real Madrid)、シャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)、FCシェリフ・ティラスポリ(FC Sheriff Tiraspol

■グループE:バイエルン・ミュンヘン、FCバルセロナ、ベンフィカ、ディナモ・キエフ

■グループF:ビジャレアル(Villarreal CF)、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、アタランタ(Atalanta)、BSCヤングボーイズ(BSC Young Boys

■グループG:リール(Lille OSC)、セビージャFC(Sevilla FC)、レッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)、VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg

■グループH:チェルシー、ユベントス、FCゼニト、マルメFF

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