【8月27日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2021)、女子シングルスのドローが26日に発表され、前回覇者で大会第3シードの大坂なおみ(Naomi Osaka)は、準決勝で第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)と激突する可能性がある組み合わせとなった。

 全米オープンで2度の優勝を誇り、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)では今年キャリア2度目のタイトル獲得を果たしている大坂は、順調に勝ち進めば4回戦では第16シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)と対戦し、準々決勝では第5シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)とぶつかるとみられる。

 さらに準決勝に進出すれば、先月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)で4強入りを果たしたサバレンカ、もしくは今年の全仏オープン(French Open 2021)を制した第8シードのバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)を迎え撃つことになる。

 メンタルヘルスの問題を理由に、今年は全仏オープンとウィンブルドンの出場を辞退した大坂は、マリー・ボウスコバ(Marie Bouzkova、チェコ)との初戦を突破すれば、2回戦では米国のアリシア・パークス(Alycia Parks)と予選勝者のどちらかと対戦する。

 一方、今年のウィンブルドンで自身2度目の四大大会(グランドスラム)制覇を果たした第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)は、準々決勝で第7シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)と相まみえる可能性があるドローとなった。

 順当に行けば、準決勝では今年のウィンブルドン決勝で戦った第4シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)、もしくは2019年大会の女王で昨年は出場を見送った第6シードのビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)と激突するとみられる。

 バーティは1回戦の相手が2010年大会の準優勝者、ベラ・ズボナレワ(Vera Zvonareva、ロシア)に決定。4回戦で対戦する可能性がある最上位シードは、第13シードのジェニファー・ブレイディ(Jennifer Brady、米国)となっている。

 その他では、第21シードのコリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)が大坂と同じ山に入り、初戦を突破すれば2回戦では同胞のスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens)とマディソン・キーズ(Madison Keys)の勝者と戦うことになる。

 スティーブンズとキーズは2017年大会の決勝で対戦し、このときはスティーブンズがタイトルを手にした。(c)AFP