【8月29日 AFP】イタリア・ナポリ(Naples)の近郊にかつて古代ローマ人の歓楽地があった。現在は177ヘクタールにわたって広がる「バイア水中公園(Baia Underwater Park)」として、ダイバーらの人気を集めている。

 紀元前2世紀、ナポリ近郊にあるカルデラ「カンピ・フレグレイ(Campi Flegrei、燃える平原の意)」の沿岸にあった古代都市バイアエ(Baiae)は、ローマ貴族の温泉地としてにぎわった。

 しかし、4世紀になるとゆっくりとした地殻変動によってポルチコ(柱で支えられた屋根つきの玄関)や大理石の柱などが沈み始め、現在は水深4~6メートルの場所に遺跡がある。(c)AFP