【8月26日 AFP】21-22フランス・リーグ1第3節のニース(OGC Nice)対オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)戦で乱闘が起こり、試合が中止になった件で、フランスプロサッカーリーグ連盟(LFP)は25日、ニースに次のホームゲームを無観客で開催するよう命じ、マルセイユのスタッフ1人に職務停止処分を科した。

 これにより、ニースは28日に本拠地アリアンツ・リヴィエラ(Allianz Riviera)で行われるボルドー(FC Girondins de Bordeaux)戦が無観客での開催となる。

 また、マルセイユのフィジカルトレーナーを務めるパブロ・フェルナンデス(Pablo Fernandez)氏は、サポーター1人に暴行を加えたとして、暫定的に「すべての職務」を停止された。

 22日にアリアンツ・リヴィエラで行われた試合は、マルセイユのMFディミトリ・パイェ(Dimitri Payet)が投げつけられたペットボトルをニースの観客席に投げ返し、これに怒った一部のファンがピッチに侵入。選手と観客が入り乱れた醜いもみ合いに発展し、試合は75分に中断すると、マルセイユは安全面の懸念を理由に続行を拒否し、最終的にニースが1-0とリードした状態で中止となった。

 LFPは今後さらなる処分や試合の扱いについて発表を行うと付け加えた。なおニースでは、パイェを蹴ろうとしたとして訴追されたサポーター1人が出廷する見通しとなっている。(c)AFP