【8月26日 AFP】21日に行われたボクシング、WBAスーパー世界ウエルター級タイトルマッチで敗れたマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)が25日、王者ヨルデニス・ウガス(Yordenis Ugas、キューバ)と来年1月に再戦することを検討すると示唆した。

 判定0-3で敗れた42歳のパッキャオは、米ウェブサイトのジ・アスレチック(The Athletic)で、「そう、1月に帰ってくることは可能だ。それについて考える」と話し、再戦の可能性を否定することはしなかった。

「自分が望めば彼と再戦できることは分かっている。(プロモーターの)アル・ヘイモン(Al Haymon)に伝えるだけでいい。問題はないだろう」

 フィリピンで大統領選への出馬を検討しているパッキャオは、試合直後に引退の可能性を示唆していたが、今回の負け方には納得がいっていない様子で「これまでに対戦した中で最も簡単な相手に負けたので、それについては検討することになる」と話した。

 また、26年の輝かしいキャリアで8敗目となった8階級制覇王者は、脚のけいれんで動きが鈍くなったと明かし、「ウガスのスタイルは単調なので、自分は簡単に距離を取れるはずだった。これまでの戦いから自分の動きはご存じだと思う。この試合では動けなかった。足が止まってしまった」と付け加えた。

 一方、35歳のウガスは試合後、再戦のオファーを出すことに前向きな姿勢を示している。(c)AFP