【8月26日 Xinhua News】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席は25日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と電話会談した。

 習近平氏は次のように強調した。中ロ両国は新時代における全面的戦略協力パートナーとして、反干渉協力を深化させ、それぞれが自国の前途と運命を自らの手でしっかり握らなければならない。中国はロシアが国情に合った発展の道を歩むことを断固支持するとともに、ロシアが国の主権と安全を守るために講じる措置を断固として支持する。

 プーチン氏は次のように表明した。ロシアは「一つの中国」政策を堅持し、中国が台湾や香港、新疆、南中国海に関する問題で自らの核心的利益を守る正当な立場を断固支持する。いかなる外部勢力が中国の内政に干渉することも断固として反対し、新型コロナウイルスの起源解明を政治化することに反対する。中国と各分野の実務協力を引き続き深め、感染対策協力を強化していきたい。

 双方はアフガニスタン情勢について深く意見を交換した。

 習近平氏は次のように強調した。中国はアフガンの主権と独立、領土保全を尊重し、内政不干渉の政策を固く守り、一貫してアフガン問題の政治的解決のため建設的な役割を果たしている。ロシアを含む国際社会の各方面との意思疎通と連携を強め、アフガンの各勢力に対し、協議によって開放的で包摂的な政治の枠組みを築き、穏健な内外政策を採り、各種テロ組織との関係を徹底して絶ち、世界各国、特に周辺国と友好的に接するよう求めていきたい。

 プーチン氏は次のように述べた。ロシアと中国は、アフガン問題で似た立場と共通する利益を持っている。中国との意思疎通と連携を緊密にするとともに、アフガン問題に関わる多国間の枠組みに積極的に参加し、アフガン情勢の安定的移行を推し進めたい。テロリズムに歯止めをかけ、麻薬密輸を断ち切り、アフガンの安全保障リスクが外部に波及するのを防ぎ、外部勢力による干渉と破壊を食い止め、地域の安全と安定を守っていきたい。(c)Xinhua News/AFPBB News