【8月25日 AFP】米民泊仲介大手「エアビーアンドビー(Airbnb)」は24日、世界各地でアフガニスタン難民2万人に滞在先を無料で提供すると発表した。イスラム主義組織タリバン(Taliban)のアフガン制圧を受け、首都カブールから大勢が避難している。

 ブライアン・チェスキー(Brian Chesky)最高経営責任者(CEO)はツイッター(Twitter)に、「米国やその他の地域で、アフガニスタン難民の退避と居住先確保が、現代の最大の人道危機の一つとなっている」と書き込んだ。「われわれは、支援を強化する責任があると感じる」

 エアビーアンドビーは2012年から、ホストが紛争や災害から避難してきた人々に一時的な滞在場所を提供することができる「オープンホーム(Open Homes)」プログラムを実施している。

 同社の発表によると、アフガン難民の滞在費用は同社とチェスキー氏からの寄付と「Airbnb.org難民基金(Airbnb.org Refugee Fund)」で賄われる。

 米政府によると、今月15日以降、約5万人の外国人とアフガン人がカブールの空港から国外へ退避した。(c)AFP