【8月25日 AFP】男子テニス、ウィンストンセーラム・オープン(Winston-Salem Open 2021)は24日、シングルス2回戦が行われ、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は6-7(4-7)、3-6で大会第13シードのフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)に敗れた。

 近年けがに悩まされている34歳のマレーは、鼠径(そけい)部の問題で今季もプレーする時間が制限されており、今大会は四つのワイルドカード(主催者推薦)枠の一つを利用しての出場だった。

 その中で、1回戦ではニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)に代わって急きょ本戦出場が決まったラッキールーザーのノア・ルビン(Noah Rubin、米国)にストレートで快勝したが、2回戦で姿を消すことになった。

 マレーは「よく動けてサーブも良かったのは明るい点だが、プレーのレベルが上下し、安定感がまったくなかった」と話し、「試合の中で、良いプレーができているかと思ったら、ミスやリターンの失敗が出る瞬間があった。そういうことにならないでほしかったのだが」と嘆いた。

「自分のレベルは世界50位か60位といったところだろう。フラストレーションがたまる。動きが悪く、肉体的な感触も良くないのであれば、少し自分に優しくなれるが、セカンドサーブでのポイント獲得率が低いのはフィジカル的な部分と何も関係ない」

 マレーはこの後、2012年に四大大会(グランドスラム)初優勝を経験した全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)に出場する。(c)AFP