【8月25日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、イスラム主義組織タリバン(Taliban)が実権を掌握したアフガニスタンについて、ロシアは旧ソ連時代の軍事介入から教訓を学んでいるとして、干渉しない方針を示した。

 プーチン氏は、与党・統一ロシアの党大会で、「われわれはアフガンに内政干渉するつもりもなければ、あらゆる当事者が敵対している紛争に軍事介入するつもりもない」と述べた。「旧ソ連はアフガンで独自の経験をした。われわれは必要な教訓を学んでいる」

 旧ソ連は1979年、イスラム武装勢力と戦う共産主義政権を支援するため、アフガンに軍事介入した。

 紛争は10年続き、旧ソ連兵1万4000人以上、200万人ものアフガン人が死亡し、700万人以上が家を追われた。(c)AFP