【8月25日 AFP】東京パラリンピックが24日、開幕した。国立競技場(Japan National Stadium)で開会式が行われ、天皇陛下が開会を宣言された。

 大会には162の選手団から過去最多の4403人が参加する。国内で新型コロナウイルスの感染が拡大する中での開催となり、その影響は大会のあらゆる側面に及ぶとみられる。

 全国で1日当たりの感染者数が2万5000人を超える日もあり、現在東京など13都府県に緊急事態宣言が出されている。死者数は累計約1万5500人と比較的少なく抑えられている一方、ワクチン接種を完了した人は人口のわずか40%にとどまっている。

 パラリンピック出場選手は五輪選手同様、毎日の検査やマスクの着用義務、移動制限などの対象となる。

 児童・生徒が競技を観戦するプログラムを除き、全会場で原則無観客で開催される。

 映像前半は開会式時に打ち上げられた花火を、国立競技場の外で撮影する人々。後半は開会式後に行われた、都内の「夢の大橋」のたもとに設置された聖火台への聖火の点火式。橋のたもとの聖火台は、国立競技場の聖火台と同じデザインとなっていて、リオデジャネイロパラリンピックの陸上で銅メダルを獲得した多川知希(Tomoki Tagawa)さんが聖火をともした。(c)AFP