【8月25日 AFP】国際プロサッカー選手会(FIFPro)は24日、アフガニスタンの女子選手ら数十人がオーストラリア政府の支援で国外に退避したことを発表した。

 アフガンサッカー女子代表の元主将で、退避を手助けしたカリーダ・ポパル(Khalida Popal)氏は、脱出中に殴られたり、銃声を聞いたりした選手もいたことを明かし、ツイッター(Twitter)に選手たちが飛行機の中で肩を寄せ合っている写真と、リュックサックを背負った選手たちが滑走路を歩いている写真を投稿した。

 ポパル氏は「選手75人と一部の家族がアフガニスタンを出た」と話した。

 FIFProによれば、退避した女子選手はそれまで「危険な状態」に置かれていて、今もそうした状態にある選手が「数多く」いるという。

 FIFProは、退避に尽力したオーストラリア政府への感謝を公式ウェブサイトで述べるとともに、複数の国や団体が関わっていたことをツイッターで明かした。選手らの最終目的地は明かしていない。(c)AFP