【8月25日 AFP】先進7か国(G7)は24日、オンラインで緊急首脳会議を開き、アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン(Taliban)に対し、出国を希望する人々の安全な退避を現期限の今月31日以降も「保証」するよう求めることで一致した。ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)英首相が発表した。

 緊急首脳会議を招集したジョンソン氏は、G7首脳が今後の「タリバンへの対応方法に関する行程」で合意したと説明。ただし「第1の条件」として、タリバンが31日以降も退避希望者の安全な通行を保証することを求めるとした。

 英国は会談に先立ち、ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領に対し、31日とされている米軍のアフガン完全撤収期限を延長するよう求める意向を表明。フランスも、米国に対し期限延長を呼び掛けていた。

 だが米メディアは、G7首脳会議を終えたバイデン氏が期限維持を決めたと報道。同氏は24日、この決定について発表する見通しだ。(c)AFP