【8月24日 AFP】ニュージーランド・パラリンピック委員会(PNZ)は24日、新型コロナウイルスの感染予防対策として、同国チームが同日夜の東京パラリンピック開会式を欠席すると発表した。

 東京パラリンピックには162の選手団が参加するが、国際パラリンピック委員会(IPC)のスポークスマンを務めるクレイグ・スペンス(Craig Spence)氏によると、開会式に参加しないのはニュージーランドのみとなる。

 スペンス氏は「決断を尊重しなければならない」と述べ、ニュージーランド選手団のトップからは、厳格なウイルス対策がなされているものの「念には念を」入れたいと伝えられたと明かした。

 また、他の一部の国や地域でも、開会式の出席人数を減らす動きがあったという。理由は新型ウイルスや暑さの懸念などさまざまだとしている。

 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(Tokyo Organising Committee of the Olympic and Paralympic Games)は同日、パラリンピックに関連する新型ウイルス陽性者数が累計161人になったと発表した。その多くが大会関係者や業務委託スタッフだが、選手からも6人の陽性者が出ている。(c)AFP