【8月23日 AFP】女性初のパラリンピック難民選手、アリア・イッサ(Alia Issa、20)は23日、東京大会への出場は「名誉」だと述べ、障害のある女性たちにスポーツをしようと呼び掛けた。

 陸上こん棒投げのイッサは、24日の開会式でアフガニスタン出身の競泳男子のアッバス・カリミ(Abbas Karimi)と共に、6人からなる難民選手団の旗手を務める。

 家族はシリア出身。ギリシャで生まれたイッサは、4歳の時に天然痘を患い、神経系に損傷を受けた。現在は車いすを使い、発語に一部障害がある。

 イッサは記者会見で「障害がある女性たちに家にこもらず毎日スポーツに挑戦し、外の世界に行くよう伝えたい。私はその最初の模範になりたい」と語った。

「人生の中でパラリンピックに出場できるなんて、しかも、東京パラリンピック大会で女性初の難民選手になるなんて思いもしなかった。大きな名誉です」

 パラリンピックに難民選手団が出場するのは、2016年のリオデジャネイロ大会に次いで今大会で2回目。(c)AFP