【8月23日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2021)は22日、男子シングルス決勝が行われ、東京五輪金メダリストで大会第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が6-2、6-3で第4シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)を下し、自身5度目のマスターズ1000(ATP Masters 1000)優勝を果たした。

 ズベレフはジュニア時代からの友人でライバルのルブレフに1時間足らずで圧勝。30日に開幕する全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)を前に不動の位置を築いた。

 前日に行われたステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)との準決勝では胃の不調でメディカルタイムアウトを余儀なくされる場面もあったが、その影響を全く感じさせなかった。これで東京五輪から11連勝で、対ルブレフ戦は5戦全勝とした。

 今大会までウェスタン&サザンオープンでは過去6度出場し、1勝も記録できていなかったズベレフは、「水曜日(18日)に初勝利を挙げ、その4日後にこうしてタイトルを手にしている」と驚きを表し、「信じられないような一週間になった。素晴らしい試合がたくさんできたし、最高のフィーリングで全米に入れる」と話した。

「五輪金メダルと5度目のマスターズ優勝を経験し、ニューヨーク(全米)がとても楽しみだ」 (c)AFP