【8月23日 AFP】第89回ルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race 2021)は22日、仏ルマン(Le Mans)のシルキュイ・デュラ・サルト(Circuit de la Sarthe)で決勝のフィニッシュを迎え、小林可夢偉(Kamui Kobayashi)がマイク・コンウェイ(Mike Conway)、ホセ・マリア・ロペス(Jose Maria Lopez)とのトヨタ・ガズーレーシング(Toyota Gazoo Racing)7号車で優勝。不運に見舞われることもあった数年間を経て、「少し現実感がない」と話す悲願のタイトルを手に入れた。

 トヨタは昨年優勝していた中嶋一貴(Kazuki Nakajima)/セバスチャン・ブエミ(Sebastien Buemi)/ブレンドン・ハートレー(Brendon Hartley)の8号車が2位に入り、ワンツーフィニッシュで4連覇を達成した。

 合計1440分、371周、5000キロ以上、33回のピットストップの過酷な戦いの末、トヨタ7号車は2017年と2019年、2020年に優勝を逃す原因となったトラブルを避け、ようやくトップでチェッカーフラッグを受けた。

 7号車と8号車との間には公式記録で2周の差があったが、レース終了直前には中嶋が小林の後ろにつき、2台が並んでゴールラインを越える場面もあった。

 元フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ドライバーの小林は「本当にいろいろな経験を乗り越えて、ここまでたどり着いた。ルマンでは常に努力する必要があるし、今回もレース中に問題は起こった」と明かしながら、「簡単ではなかった。できることを最大限にやって生き残り、優勝を達成できた。少し現実感がない。ルマンでは不運しかないということが何度もあったが、きょうは勝てた。最高だ」と喜んだ。

 4周差の3位にはアンドレ・ネグロン(Andre Negrao)/ニコラス・ラピエール(Nicolas Lapierre)/マチュー・バキシビエール(Matthieu Vaxiviere)のアルピーヌ・エンデュランスチーム(Alpine Elf Matmut Endurance Team)36号車が入った。(c)AFP/Laurie VEYRIER, Raphaëlle PELTIER