【8月22日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン（Western & Southern Open 2021）は21日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第4シードのアンドレイ・ルブレフ（Andrey Rublev）が第1シードのダニール・メドベージェフ（Daniil Medvedev）とのロシア勢対決を2-6、6-3、6-3で制し、決勝に進出した。

　ルブレフはメドベージェフとの過去4戦で一度もセットを奪ったことがなかったが、この日は第1セットを落としてから修正。メドベージェフがけがで3度メディカルタイムアウトを取ったり、コート上のテレビカメラの位置をめぐって主審と口論になったりする中で粘り強く戦い、2時間20分の末に勝利をものにした。

　22日の決勝では、第2シードのステファノス・チチパス（Stefanos Tsitsipas、ギリシャ）と第3シードのアレクサンダー・ズベレフ（Alexander Zverev、ドイツ）の勝者と対戦する。

「どうやって逆転したのか分からない」と話したルブレフは、「すべてのポイントが接戦で、非常に激しい試合だった。チェスの試合のようだった」と振り返り、「彼と競えることが分かったし、この勝利は自信になるが、まだ改善点は多い」と付け加えた。

　一方のメドベージェフは、前週のナショナルバンク・オープン（National Bank Open 2021）に続き、全米オープン（US Open Tennis Championships 2021）前哨戦のマスターズ1000（ATP Masters 1000）で2週連続優勝はならなかった。

　この日はラリー中にコート上のカメラに激突して左手の治療を受けたほか、右前腕や右太ももを診てもらう場面もあった。(c)AFP