【8月21日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2021)は20日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は6-2、5-7、6-1で第12シードのフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)を退け、準決勝に駒を進めた。

 チチパスは第2セットの終盤にマッチポイントを2本ふいにしたが、フルセットの勝負をものにして今季9回目のベスト4入りを決めた。

 第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)は、パブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno-Busta、スペイン)を6-1、6-1で一蹴し、東京五輪で同選手に敗れたリベンジを果たした。

 試合時間は約55分で、最後はカレーニョ・ブスタのダブルフォールトで終了。世界2位のメドベージェフは、優勝した前週のナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2021)から続く連勝記録を8に伸ばした。

 準決勝でメドベージェフが迎え撃つことになった第4シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)は、フランスのブノワ・ペール(Benoit Paire)に6-2、3-6、6-3で勝利。今季はここまでマスターズ1000(ATP Masters 1000)に6回出場し、4回目のベスト8入りを果たしている。

 東京五輪の金メダリストで第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は、今夏に3週連続でクレーコート大会を制している第8シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)に6-1、6-3で快勝。今大会では、上位4シードが全員ベスト4入りを果たした。(c)AFP