【8月20日 Xinhua News】中国インターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント、Tencent)が18日発表した2021年第2四半期(4~6月)決算は、売上高が前年同期比20%増の1382億5900万元(1元=約17円)、非国際会計基準(Non-IFRS)ベースの純利益が13%増の340億3900万元だった。三大事業のうちフィンテック・法人サービスの売上高は40%増の419億元となり、伸び率で付加価値サービス事業(11%)とオンライン広告事業(23%)を上回った。

 同社は今回、ゲーム売上高に占める12歳未満の未成年者の割合を初めて公開した。今期のオンラインゲーム事業の国内売上高に16歳未満が占める割合は2・6%、12歳未満は0・3%だった。

 デジタルコンテンツ分野は、付加価値サービスの有料会員数が13%増の2億2900万人となった。動画の有料会員数は9%増の1億2500万人で、主にスポーツやアニメ、ドラマ映画など多彩なコンテンツが寄与した。音楽配信の有料会員は41%増の6600万人だった。

 国内版と国外版を合わせた通信アプリ「微信(ウィーチャット、WeChat)」の6月末時点の月間アクティブユーザー数(MAU)は3・8%増の12億5140万人。第2四半期のミニプログラムを介した取引額は2倍超になった。

 傘下のクラウドサービス騰訊雲(テンセントクラウド)は現在、世界27のリージョンで67のアベイラビリティーゾーンを運営する。70以上の国・地域に2800のCDN(コンテンツデリバリーネットワーク)加速ノードを配置し、合計帯域幅は200テラ(テラは1兆)ビット毎秒を超える。データストレージ規模は10エクサ(エクサは100京)バイト、顧客数は180万人を上回った。(c)Xinhua News/AFPBB News