【8月20日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2021)は19日、第6ステージ(レケナからアルトデラモンターニャデクリェラ、158.3キロ)が行われ、序盤に逃げを打ったEFエデュケーション・NIPPO(EF Education - Nippo)のマグナス・コルトニールセン(Magnus Cort Nielsen、デンマーク)がステージ優勝を果たした。

 メイン集団を引っ張ったチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)の前年王者プリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)は惜しくも2位となったが、再び総合首位に躍り出ている。

 山頂の城に続く平均勾配9.4パーセント、1.9キロにおよぶ最後の上り坂では、総合優勝を争う選手たちの戦いが繰り広げられ、見事な粘りを見せてログリッチにバイク1台分の差をつけたコルトニールセンは、腕を上げて喜ぶのが精いっぱいだった。

 イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)、ユンボ・ビスマ、モビスター・チーム(Movistar Team)の選手たちが最終盤でペースを上げたため、コルトニールセンのチームメートで優勝候補の一人だったヒュー・カーシー(Hugh Carthy、英国)はメイン集団から脱落し、約3分を失うことになった。

 最後の上り坂では他に、総合優勝を争うイネオスのアダム・イェーツ(Adam Yates、英国)やバーレーン・ヴィクトリアス(Bahrain Victorious)のミケル・ランダ(Mikel Landa、スペイン)がタイムを失い、ログリッチとそれぞれ25秒差、27秒差でフィニッシュした。(c)AFP