【8月20日 AFP】アルゼンチンの伝説的サッカー選手、故ディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)氏の娘2人は19日、同氏の元担当弁護士で長年にわたって敵対関係にあるマティアス・モルラ(Matias Morla)氏から申し立てられているネット上での中傷疑惑を否定した。

 マラドーナ氏の娘であるダルマ(Dalma Maradona)さんとジャンニーナ(Giannina Maradona)さんは、同氏のブランドと肖像権の相続をめぐって対立しているモルラ氏への嫌がらせ行為で訴えられている。

 姉妹の弁護人はブエノスアイレス検察に提出された書簡の中で疑惑を否定し、ダルマさんたちこそが「犠牲者の役割を担おうとしている人物から、公の場で愚弄(ぐろう)されている」と主張している。

 姉妹がソーシャルメディアに投稿したモルラ氏に関するオンライン・ハラスメントで有罪となった場合、罰金処分に加えて社会奉仕活動または禁錮5日が科される可能性がある。

 マラドーナ氏のブランドと肖像権の管理をめぐり、ダルマさんたちから「背任と不正」があったと告発されたことを受け、モルラ氏は自身が所有する会社が「Diego Maradona」をはじめ、「Maradona」「D10S」「El Diez」「La mano de Dios (神の手の意味)」「El Diego」など、マラドーナ氏にまつわるブランド名の使用を3月に一時的に禁止されていた。

 しかし、前週に裁判所がこの措置を取り消す裁定を下すと、姉妹は父親のブランド名と肖像権に関して、モルラ氏が「詐欺行為をしている」と改めて主張していた。(c)AFP