【8月20日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2021)は19日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)が第14シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)に6-0、6-2と完勝し、8強入りを果たした。

 東京五輪の女子シングルスで初戦敗退に終わった後、今回が初の実戦となっている世界ランキング1位のバーティは、全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)に向けた自身唯一の前哨戦でハードコートの感触を確かめている。

 1時間12分でアザレンカを退けたバーティは「自分のサービスゲームをとてもうまくこなすことができた」と述べた上で、「テニスの世界では時にスコアに惑わされ得る」と続けた。

「大差のつくスコアとなったが、この試合ではほぼ全てのゲームで非常に重要なポイントがあった」

「きょうはそういう重要なポイントを多く奪えたと思う。ゲームの序盤でリードできたことでとても助かった」

 トップ20相手の今季の戦績を13勝1敗にまで伸ばしたバーティは、第8シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)を6-1、6-7(5-7)、6-2で下した第9シードのバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)と準々決勝で対戦する。

 10度目の大会出場となったアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)も、エレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)を4-6、6-2、7-5で下し、準々決勝に駒を進めている。(c)AFP