【8月21日 CGTN Japanese】中国生態環境部が18日に発表したデータによりますと、北京市では2020年、大気汚染をもたらす有害な微小粒子状物質(PM2.5)の平均濃度が、15年比で50%以上低下しました。

 20年までの5年間、平均濃度は右肩下がりです。15年は1立方メートル当たり80マイクログラム、16年は同73マイクログラム、17年は同58マイクログラム、18年は同51マイクログラム、19年は同42マイクログラム、20年は同38マイクログラムで、下げ幅は52.9%となっています。

 また、北京市で、空気質指数(AQI)が200以上の「重汚染」の日数は、15年の43日に対し、20年は10日と80%近く減りました。

 全国のPM2.5平均濃度は、20年が同37マイクログラムで、15年比で28.8%低下しました。排出基準に満たないガソリン車の淘汰(とうた)強化、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)を含む「新エネルギー車」の使用普及、企業の排出削減推進、工事現場のほこり対策強化などの措置を講じた効果が表れています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News