【8月19日 CGTN Japanese】中国南部の広東省(Guangdong)中山市(Zhongshan)にある電子機器メーカーでは、仕事と育児の両立に悩む女性スタッフをサポートするため、「ママ職場」が設けられています。働く女性たちの悩みと会社側の人手不足の問題が一度に解決できる一石二鳥の効果が期待されています。

「ママ職場」で働く女性たちは、1日8時間の出勤時間さえ確保できれば、自分の都合に応じて、いつでも休みを取ることができます。給与が普通の社員と同じ基準で決められるほか、毎月600元(日本円で約1万円)の特別手当も支給されます。

 同社のママ職場にいる黄さんは入社から約1年過ぎましたが、出産で職場復帰に困っていた昔を振り返ると、「今は家族の面倒を見ながら、家計をまかなうことができる。休みがいつでも取れるのはとても助かる」と話しました。

 一方、会社側の責任者は「現在、ママ職場で働く女性は229人いる」と紹介し、「彼女たちをサポートすると同時に、会社の求人のプレッシャーも大きく緩和された」としています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News