【8月19日 AFP】男子テニス、世界ランキング6位のドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は18日、手首のけがが十分に回復していないとして、連覇が懸かっていた今月開幕の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)を欠場すると発表した。

 6月のマヨルカ選手権(Mallorca Championships 2021)で負傷した27歳のティエムは、今シーズンの残りも全て欠場する。

 ティエムはツイッター(Twitter)に「残念ながら、全米オープン欠場を余儀なくされ、2021年シーズンの残りの試合にも出場できなくなった。ニューヨーク(全米オープン)でタイトルを防衛することができなくなり本当に残念だが、6月のマヨルカ選手権で負傷した手首が回復していない」と投稿した。

 順調に回復していたものの前週に入って再び痛みを感じるようになったと明かし、「難しい決断だが、こうしなければならないことは分かっている。これからもキャリアは長く残っており、リスクを負ってすぐに復帰しようとしないのが大切だ」と続けた。

 昨年の全米オープン決勝で、アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)に最初の2セットを奪われたティエムだったが、そこから大逆転で優勝を果たした。

 その後は延期開催となった全仏オープン(French Open 2020)で8強入りを果たし、英ロンドンでのATPファイナルズ(ATP Finals 2020)でも決勝に進んだが、今年は調子を落としていた。(c)AFP