【8月18日 AFP】中国は17日、アフガニスタンの旧支配勢力タリバン(Taliban)が同国を制圧し、米国とその同盟諸国の関係者の退避で大混乱が生じたことを受けて、「ひどい混乱を残した」として米国を非難した。

 中国政府は米軍のアフガン撤退開始後、タリバンと協力する用意があると示唆してきた。

 米軍の秩序なき撤退に批判が集まる中、ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は16日、撤退を正当化し、「自分たちのために戦おうとしない」とアフガン軍を非難した。

 しかし、中国外務省の華春瑩(Hua Chunying)報道官は17日の定例会見で、米国はアフガンに「不安、分裂、一家離散というひどい混乱を残した」と批判。「米国の力と役割は、建設ではなく破壊だ」と述べた。

 さらに、アフガンの新政権には「外国軍との決別」と「アフガンが再びテロリストや過激派の結集地にならないようにすること」を求めた。

 中国はかねて、76キロにわたって国境を接する隣国アフガンが、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)のイスラム系少数民族ウイグル人の分離独立勢力の拠点となることを懸念してきた。

 しかし、タリバン幹部は先月、中国東部・天津(Tianjin)で王毅(Wang Yi)外相と会談し、アフガンを武装勢力の拠点にさせないと約束。中国は見返りとして、アフガン復興のための経済支援と投資を申し出た。

 華氏は16日、中国はタリバン支配下のアフガンと「友好的かつ協力的」な関係を維持する用意があると述べた。(c)AFP