【8月17日 AFP】数字パズル「数独(Sudoku)」の名付け親で、パズル制作会社「ニコリ(Nikoli)」前社長の鍜治真起(Maki Kaji)さんが10日、胆管がんのため亡くなった。69歳。ニコリが16日、公式サイトで発表した。

 同社は「鍜治さんは、『数独(SUDOKU)』の名付け親としても知られ、世界中のパズル愛好者たちに愛されました」と追悼。後日お別れ会を開く予定だという。

 現在の数独のもとになった数字パズルは、18世紀にスイスの数学者レオンハルト・オイラー(Leonhard Euler)が発明。現在のバージョンは米国で考案されたと言われることもあるが、鍜治さんが世界に広く普及させた。「数独」という名前を思い付いたのも鍜治さんとされる。

 鍜治さんは2007年、英BBCのインタビューで新しいパズルを考案するのは「宝探し」のようだと述べ、もうかるかどうかは関係なく、純粋にパズルを解くことが面白いと語った。(c)AFP