【8月17日 Xinhua News】中国江蘇省(Jiangsu)揚州市(Yangzhou)の揚州国際エキシビションセンターに設置された、新型コロナウイルス核酸検査施設のエアドーム型実験室「猟鷹」がこのほど運用を開始し、連日約100人のスタッフがそれぞれの業務に全力を尽くしている。

 同実験室はPCR増幅装置や自動開栓サンプルインジェクター、全自動核酸抽出精製機などの検査設備を備え、全ての検査過程の自動化を実現。現在の検査能力は1日15万件で、10人分の検体を同時に調べる「プール方式」を採用した場合には、1日150万件の検査が可能となる。

 同省南京市(Nanjing)にこのほど設置された1組3張りのエアドームからなる実験室に比べ、揚州市の実験室はさらに進化を遂げている。1組5張のエアドームで構成された実験室は、共用の検査試薬準備エリア1張り、サンプル処理エリア2張り、核酸増幅エリア2張りが設置されている。作業動線を考慮した、中央から両サイドに向かって広がる構造で、実験室全体の作業効率を引き上げている。(c)Xinhua News/AFPBB News