【8月16日 AFP】男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が15日、膝の再手術を受けると発表した。「何か月も試合に出られない」と明かし、今後の競技人生に疑問符がつく決断となった。

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 四大大会(グランドスラム)通算20勝を誇る40歳のフェデラーは、自身のインスタグラム(Instagram)アカウントに動画を投稿し、「何週間も松葉づえを突くことになり、何か月も試合に出られない」と話した。

 この発表の瞬間にフェデラーは、2週間後に開幕する全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)欠場が決まった。フェデラーは同大会で5度優勝している。

「何らかの形でツアーに戻って来られるんだ、という希望の光を自分自身に与えたかった。私は現実主義者だ。誤解しないでほしい。この年齢でまた手術をし、それを乗り越えることがいかに困難かは分かっている。それにトライしたい。健康でいたいし、駆け回りたい」

 膝を2度手術した2020年は6試合の出場にとどまったフェデラーは、今季はこれまで13試合でプレーしているが、膝を休めるため東京五輪を欠場した。

 今年の全仏オープン(French Open 2021)では4回戦まで進み棄権すると、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)では準々決勝でホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)に3-6、6-7(4-7)、0-6で完敗した。(c)AFP