【8月15日 AFP】ポーランドのアダム・ニェジェルスキ(Adam Niedzieslki)保健相は15日、「連帯を示す責任ある政策」の一環で、オーストラリアに米製薬会社ファイザー(Pfizer)製の新型コロナウイルスワクチン100万回分を売却したと発表した。

 ニェジェルスキ氏は、ポーランドが購入したワクチンで「自国民のニーズを満たし、必要とする他国の人々を支援することができる」と述べた。

 ポーランドの駐オーストラリア大使は、「わが国はファイザー製ワクチン100万回分をオーストラリアに即座に届ける決定をした」と話した。

 ポーランドでは国民の約55%がワクチン接種を完了しているが、ここ数か月間で接種ペースは著しく鈍化し、ワクチンの需要が低いことから多くの接種会場が閉鎖されている。

 複数の世論調査によれば、国民の最大25%がワクチン接種に反対しているか、ちゅうちょしている。(c)AFP