字幕:ビデオグラフィック「氷冠の融解」
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【8月31日 AFP】地球の極地の氷冠が徐々に縮小している。
北極では他の地域の2倍の速さで温暖化が進んでいる。特にグリーンランド(Greenland)の氷河は急速に縮小している。
氷河の縮小は負の連鎖に陥っている。雪が解けて露出した氷が太陽の熱を吸収し、融解はさらに進む。
北極の反対側、南極半島(Antarctic Peninsula)では棚氷の9割が崩壊し始めている。
氷の融解はヒマラヤ山脈(Himalayas)、キリマンジャロ(Kilimanjaro)、アルプス山脈(Alps)、ピレネー山脈(Pyrenees)などの山岳地帯でも確認されている。アンデス山脈(Andes)では氷河の後退が進んでおり、完全に消失する恐れもある。
海面も上昇している。氷の融解と海水温の上昇によるものだ。水は温度が上がると体積が増える。
現在のペースでは、2100年までに平均海面は26センチから1メートル上がると予測されている。
モルディブなど、太平洋やインド洋の島々は水没するだろう。
バングラデシュ、ベトナム、オランダ、米東海岸といった標高が低い沿岸の人口密集地も危険にさらされている。(c)AFP