【8月14日 AFP】競泳男子の英国代表として三つの五輪金メダルに輝くアダム・ピーティ(Adam Peaty)が、メンタルヘルスを考慮した休養期間にダンスシューズを履き、同国BBCの番組「ストリクトリー・カム・ダンシング(Strictly Come Dancing)」に出演することが13日に明らかになった。

 26歳のピーティは、東京五輪で先月行われた男子100メートル平泳ぎを制し、五輪で連覇を果たした英国勢初の競泳選手となった。また、混合4×100メートルメドレーリレーでも金メダル、男子4×100メートルメドレーリレーでは銀メダルを獲得した。

 しかしながら、平泳ぎで50メートルと100メートルの世界記録を保持している同選手は、競技を終えた後、メンタルヘルスを考慮して休養を取る意向を表明。理由について「覚えている限りずっと厳しい日々を過ごしてきた」とし、「この7年間、休みを取れたのは平均で年に2週間だった」と語った。

 そうした中でピーティは、この日BBCが発表したコメント文で、秋に予定されている違ったタイプの競技に挑戦することを楽しみにしていると明かし、「これには大勢の人がびっくりすると思うけれど、今年ストリクトリーに参加するというニュースをようやくシェアすることができて、とてもわくわくしている」と語った。

「プールから離れて、いつもとは全く違うことにチャレンジするのをとても楽しみにしている」

 この番組では、有名人がプロのダンサーとペアを組み、主に社交ダンスやラテンダンスで競うことになっている。各カップルは審査員から点数をつけられ、視聴者からも投票が行われる。(c)AFP