【8月14日 Xinhua News】中国上海市にこのほど、3D印刷技術を使ってつくられた国内初の展開式歩行者橋がお目見えした。

 万年輪と名付けられた橋は宝山区にある。長さ9・34メートル、幅1・5メートル、高さ1・1メートルで、重さはわずか850キロ。9段階に折り畳むことができ、橋の側面は36枚の三角パネル、床面は17枚の四角パネルで構成されている。

 橋の展開は携帯電話のブルートゥース接続で操作する。携帯電話の画面でボタンを押すと、わずか1分で人が渡れるようになる。一度に20人まで通行可能で、重量自動警報システムが搭載されている。

 橋は中国が独自開発した一体成型機でつくられており、わずか3日で全てのパネルが完成した。材料にはドイツのコベストロ(Covestro)社のポリカーボネート(PC)樹脂「マクロロン」とさまざまなポリマー材料を混合したPC複合材料が使われた。(c)Xinhua News/AFPBB News