【8月13日 AFP】東京五輪の陸上男子100メートルで金メダルを獲得したイタリアのラモントマルチェル・ヤコブス(Lamont Marcell Jacobs)は12日、2022年まで大会を欠場することを明らかにした。

 米テキサス州生まれの伊代表スプリンターであるヤコブスは、ソーシャルメディアを通じたファンとの交流会で、次の大会出場はいつになるか聞かれると「2022年だ」と答えた。

 1年前までほぼ無名の選手だった同選手は、東京五輪で100メートルを制した後、4×100メートルリレーでも金メダルを獲得。9日にイタリアへ帰国して国民的英雄として大歓迎を受けた後、トレーニングを再開していた。

 ヤコブスは、米国で21日に行われるダイヤモンドリーグ(Diamond League 2021)今季第9戦のユージーン(Eugene)大会や、9月9日の第12戦ブリュッセル(Brussels)大会などに出場が予定されていた。

 しかし、伊紙コリエレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)は「五輪期間中に蓄積した疲労と膝の問題」による転倒があったと伝え、母国メディアは同選手が即座に休養に入ると報じた。(c)AFP