米、大使館員退避でアフガンに派兵 3千人を首都空港に
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【8月13日 AFP】米国は12日、アフガニスタンで旧支配勢力タリバン(Taliban)が急激に勢力を拡大させていることを受け、同国首都カブールの国際空港に兵士3000人を直ちに派遣し、現地の米大使館職員を国外退避させると発表した。
米国務省のネッド・プライス(Ned Price)報道官は、同大使館はこれまでの所在地で引き続き「優先業務を続ける」と説明しつつも、業務の拠点がカブール国際空港(Kabul International Airport)に移されるとの報道については否定しなかった。同報道官によると、米国は今後、航空機を連日派遣し、タリバンの攻勢により身の危険を感じている通訳者などの協力者を国外退避させる。
米国防総省のジョン・カービー(John Kirby)報道官は、大使館職員の退避のため約3000人の兵士をアフガニスタンに派遣すると発表。派遣された兵士らがタリバンに対する空爆作戦に従事することはないと説明した。
ベン・ウォレス(Ben Wallace)英国防相は、英国も自国民とアフガン人協力者の退避のため兵士600人を派遣すると発表した。(c)AFP