【8月12日 Xinhua News】中国上海市閔行区に住む楊生美(Yang Shengmei)さんは、同区の無形文化遺産項目に指定される船舶模型制作の代表的伝承者。70歳近くになる楊さんにとって、船の模型作りは子供の頃からの趣味だが、本格的に模型の研究を始めたのは50歳になってからだという。

 船舶模型の制作は船体、帆、付属品、塗装、組み立ての五つの工程に分けられ、木工や銅細工、細木細工、漆塗装、彫刻、縫製、描画などさまざまな技術を用いる。制作は精密作業の連続で、楊さんが使うノギスは0・01ミリ単位まで正確に測れるという。

 楊さんの作品は現在、上海万博中国船舶館や中国航海博物館、上海交通大学、複数の省級博物館に収蔵されている。(c)Xinhua News/AFPBB News