【8月11日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)に移籍したラッセル・ウェストブルック(Russell Westbrook)が、新チームでは役割がシンプルになると話し、その一つとして、スーパースターのレブロン・ジェームズ(LeBron James)の負担を軽減したいと意気込んだ。

 レイカーズは電撃的なトレードでワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)からウェストブルックを獲得。同選手とジェームズ、アンソニー・デイビス(Anthony Davis)の「ビッグ3」の力で新シーズンにタイトルを奪還することを目指している。

 10日に正式にレイカーズの一員となったカリフォルニア州南部出身のウェストブルックは、黄金期の思い出が数多くあるレイカーズに来られたのは「天の恵み」だと話している。

「自分は優勝を狙えるチームにやって来たし、ここでの役割は(ジェームズの)プレーを楽にすること。試合を通じてそれをやり続ける方法を見つけていきたい」

「ボールハンドリングといった部分の話だが、そこはあまり重要ではない。ボールが手元になくとも、試合に影響を及ぼす方法は数多くある」

 レイカーズはジェームズとデイビスを中心とした編成で2019-20シーズンにファイナル王者に輝いたが、昨季は二人がけがに悩まされて連覇を実現できなかった。

 対してウェストブルックは、2008年から2019年までプレーしたオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)で2017年にレギュラーシーズンMVPを獲得しているが、ウェストブルックが獅子奮迅の活躍を続ける一方で、所属チームはこの5年でプレーオフを1回しか勝ち上がれなかった。

 一部の解説者は、ウェストブルックがジェームズとデイビスとかみ合うかを不安視しているが、本人は問題ないと考えている。

「自分は常にメンバーを見て、どうすれば他の選手の力を引き出せるかを考えている」 (c)AFP