【8月11日 AFP】テニス、ナショナルバンク・オープン(National Bank Open 2021)は10日、男子シングルス1回戦などが行われ、錦織圭(Kei Nishikori)は6-4、6-7(5-7)、6-2でミオミル・ケツマノビッチ(Miomir Kecmanovic、セルビア)を下し、2回戦進出を決めた。

 東京五輪で準々決勝、続くシティ・オープン(Citi Open 2021)で準決勝に進んだ勢いを持ち込んだ錦織は、世界59位を相手に5度のブレークを奪い、2時間以上の試合を制した。

 次戦でホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)と激突する錦織は「第2セット、第3セットに相手のレベルが落ちるのは分かっていた。そうなることを待っていた。第3セットで彼のミスが多くなり始めたから、とにかく集中した」と語った。

「自分のレベルは高い。ここ数大会は今年ここまでで一番のテニスができている」

 一方、大会第1シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)は4-6、6-3、6-4の逆転でアレクサンダー・バブリク(Alexander Bublik、カザフスタン)に勝利し、3回戦に進出した。

 2回戦からの登場となったメドベージェフは、第2セットの雨天中断後に一変した様子だった。

 メドベージェフは「雨の前のプレーは良くなかった。ボールを感じられなくて、リターンをミスした」とすると「(雨天後)コートに戻ったら、最初のゲームから調子が良くなった」

 メドベージェフは約2時間の一戦で27本のウイナーを打ち込んだ一方、28本のアンフォーストエラーを記録した。(c)AFP