【8月14日 CGTN Japanese】中国の天津港グループはこのほど開かれた中国港協会2021グリーン・安全港湾大会で、世界初の人工知能・ゼロカーボン埠頭(ふとう)を建設すると発表しました。年間に消耗するエネルギーの100%がクリーンエネルギーで、しかも100%の自給自足を実現させます。

 天津港は中国北部最大の総合港湾です。天津港グループはCエリアの人工知能のコンテナ埠頭を世界初のゼロカーボン埠頭に生まれ変わらせます。今年末までに作業を完了させて使用を開始する予定です。埠頭の積み下ろし設備や水平輸送設備、作業補助設備などを全て電動化して、エネルギー消費の100%を「風力、光力、貯蔵一体化」システムによるものにします。同時に、先進的なエネルギー監視・測定技術を採用し、埠頭が使用する各種のエネルギーについてリアルタイムの統計・分析を実施し、ゼロカーボンを確保していくとのことです。

 設計では、ゼロカーボン埠頭の年間エネルギー消費量は最高で4700万キロワット時です。エネルギー需要の全てについてのグリーン供給を実現させるために、4.5メガワットの風力発電機2台と1.83メガワットの太陽光発電システムを設置します。この発電システムは埠頭そのものと同時期の、2021年年末までの使用開始を目標としています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News