中国、世界は多地域・多方面に発生起源のトレースを行うべきだ
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【8月10日 People’s Daily】中国国務院新聞弁公室は7月22日午前に記者会見を行い、新型コロナウイルスの発生起源のトレースに関する状況を紹介し、記者の質問に答えた。
中国国家衛生健康委員会(NHC)副主任の曽益新(Zeng Yixin)氏によると、今年3月30日、世界保健機関(WHO)が集めたコロナの発生起源にかかるグローバルトレース研究である中国を対象とした共同研究報告書を正式に発表した。グローバルトレース研究は好スタートを切った。より多くの科学的証拠は、この報告書が科学的検証に耐え、歴史的検証に耐えうる価値があり、権威のある報告書であることを示している。報告書の結論は科学的で、その過程も科学的な原則に基づいている。
各国の科学者との共同の努力により、ウイルス起源の研究は順調に進展した。中国科学技術部副部長の徐南平(Xu Nanping)氏は次のように述べた。7月19日の時点で、ウイルス起源関連論文の発表は、中国、米国、英国などの共同のもので225本、中国国内研究チームのもので352本にのぼる。中米医学科学研究の専門家はまた、感染症の予防・抑制につき、前後して6回のビデオ交流を行った。国家生物情報センター(CNCB)に委託し、世界で共有のコロナデータベースを設立し、世界規模のコロナ遺伝子配列253万件余りを収集、共有し、世界177の国と地域の30万人近くのユーザーにサービスを提供している。
WHOが7月15日に発表した第2段階のウイルスの起源トレース計画の中で、「中国の実験室規程違反によるウイルス流出」という仮説を研究の重点の一つとしたことにつき、曽氏は「常識に対する不尊重と科学に対する傲慢(ごうまん)な態度を示している」と驚きを示した。彼は、これまで武漢(Wuhan)ウイルス研究所の職員と大学院生にはコロナに感染した者は1人もおらず、同研究所はコロナのゲイン機能の研究を行っておらず、いわゆる人工ウイルスは存在しないと指摘した。特に重要なのは、WHOの専門家チームが同研究所に現地調査を行ったことで、ウイルスが実験室から漏れ出すことは極めて不可能だという結論を得たことだ。専門家たちはWHOが慎重に選び、各分野の非常に権威があり、経験のある専門家だ。彼らの結論を、われわれは尊重しなければならないという。
いわゆる第2段階の起源トレース計画について、曽氏は、「常識を尊重するものではなく、科学にも反するものだ。私たちは、そのような起源トレース計画を受け入れることはできない」と述べた。彼は、中国政府は一貫して科学的にウイルスの起源トレースを行うことを支持しているが、われわれは起源トレース作業を政治化することに反対すると表明した。第2段階のウイルスの起源トレースは第1段階のウイルスの起源トレースを基礎として拡大すべきで、加盟国が十分な議論と協議を経て展開しなければならない。第1段階のウイルスを起源トレースした時点ですでに進行しているもの、特に明確な結論が出ているものは、繰り返し展開すべきではない。加盟国が十分かつ広範囲に協議した上で、世界の多国の多地域に起源トレース作業を推進しなければならないという。
現在、コロナが自然の起源であるというのが学術界の通説になっている。中国工程院副院長、北京協和医学院校長、国家呼吸医学センター主任の王辰(Wang Chen)氏は次のように述べた。コールドチェーンの伝染は今回のコロナのパンデミックの中で発見された新たな非常に注目すべき現象で、この現象で伝染を招いた証拠の連鎖は比較的整っている。現在の国際貿易を背景とした世界各地のヒトとモノの往来による、コールドチェーン環境下のヒトとモノとの間の伝染は、病原体伝染の復雑性を拡大させたと考えられ、特に調査と研究を行う価値があるものだ。(c)People’s Daily/AFPBB News