中国、新技術と交通業界の融合発展を加速
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【8月10日 People’s Daily】「このバスのおかげで、私は1日30分長く眠れるようになった」と、中国湖南省(Hunan)長沙市(Changsha)岳麓区(Yuelu)に住む邢さんは嬉しそうに語った。彼が言及したバスは梅渓湖と高新技術産業開発区の間を行き来するもので、今年5月に長沙で初めて試験運行されたスマート通勤バスだ。科学技術者たちは、スマートネット接続技術を利用し、沿線26か所の交差点の信号機を改造した。安全を保障する前提で、このバスが交差点に到着すると、赤信号は自動的に青信号に切り替わる。公共交通が優先的に通行できるようにした。
北京市では先日、百度(Baidu)が運営する中国初の「シェア自動運転車」が正式に開放された。ユーザーはスマホアプリのワンキー配車を通じ、自動運転タクシーを呼ぶことができる。このタクシーは完全自動運転で、出発地点や終点、道路の制限速度などがスクリーンに表示され、環境に応じ合理的に意思決定されるため、緊急時以外は人手を介さずに安心して乗車を楽しむことができる。
スマート交通は、情報、通信、センシングなどの技術を交通に統合的に活用したものだ。これまでは主にデバイスのインテグレーションにより交通のインテリジェント化のレベルを高めてきたのに対し、人工知能(AI)や5Gなどの次世代情報技術により、スマート交通の飛躍的な発展を後押しするものと期待されている。最新のAI、レーダー、地理情報などの技術を融合し、車の「脳」は急速に進化した。「見られるようになり」、盲点がなくなっただけでなく、「知能指数」もあり、意思決定ができるようになり、自動運転への大きな一歩を踏み出した。
急速に発展する5G技術は、低遅延、広域接続などの利点を備え、スマート交通を推進するための利器となる。例えば、自動運転で運行する地下鉄を制御するには、正確で信頼性が高く、非常に迅速な応答信号の伝送が必要だ。5Gにより、この技術はもはや難題ではなくなった。今年4月に深セン市(Shenzhen)で開通した初の自動運転地下鉄線路には、5G技術が融合されている。
交通信号の制御の最適化といった小さなことから、都市交通の「知恵の脳」を構築するといった大きなことまで、交通の各業界、各分野でインテリジェント化の試みが展開され、スマート交通のイメージはますます近づいている。百度スマート運転事業グループソリューションゼネラルマネジャーの聶育仁(Nie Yuren)氏は、現在、スマート交通は初期段階にあり、間もなく急速な発展期を迎えると考えている。
しかし、全体的に見れば、スマート交通応用シーンの大規模化の実現にはほど遠い。スマート交通は相互に支え合うシステムから離れられず、いずれかの段階が欠けても、「スマート感」はあるが、「できない」といったことをもたらすかもしれない。例えば、ハイレベルの自動運転の実現には、「聡明(そうめい)な」車だけでなく、「スマート」な道路も必要だ。それには学び取り、感じることができるインフラ、データによる意思決定、管理システムなどが共同で構築された自動車・道路の協同ネットワークが必要となる。
中国政府省庁と産業界が欠点を克服するために注力している。今年5月、関連部門は「スマート自動車+ネット接続での支援」の推進に力を入れ、スマートコネクテッドカーの産業化の推進を加速すると表明した。「中国の新インフラ整備のスピードアップは、自動車・道路の協同発展のために良好な基礎を築く」。清華大学(Tsinghua University)講座教授で、スマート産業研究院院長の張亜勤(Zhang Yaqin)氏は、技術ソリューションの進歩に伴い、自動車・道路の協同ネットワークも絶え間なく整備されるだろうと述べた。(c)People’s Daily/AFPBB News