【8月10日 AFP】東京五輪に出場したイタリア代表選手団が9日に帰国し、陸上男子100メートルで驚きの金メダル獲得を果たすなど、母国が夏季五輪で過去最高の成績を収める立役者となったラモントマルチェル・ヤコブス(Lamont Marcell Jacobs)が熱烈な歓迎を受けた。

 ローマのフィウミチーノ国際空港(Fiumicino Airport)には、約2週間にわたって開催された東京五輪で間違いなく母国の英雄となったヤコブスを出迎えるべく、大勢のファンや家族、友人が詰め掛けた。

 7月にサッカーの欧州選手権(UEFA Euro 2020)で優勝したばかりのイタリアは、今大会で合計40個のメダルを獲得し、これまでの最多記録となっていた1932年大会と1960年大会の36個を更新した。

 ヤコブスは到着を待っていた母親や友人らと抱擁を交わした後、「こんな素晴らしい五輪になるなんて、夢にも想像していなかった。2個の金メダル(100メートルと4×100メートルリレー)を獲得し、閉会式で旗手を務めるなんて、信じられないことだった」と報道陣に語った。(c)AFP/Terence DALEY